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2006年12月 6日アーカイブ

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衝とは、惑星が地球から見て太陽の反対側に来る事を指します。そう、太陽の反対側に来ると言う事は夜に見える。もっと言えば深夜0時頃に南中する。もっともっと言えば、惑星によって誤差はあれど、地球に近い。衝とは、惑星を観察するのに色々と好都合な条件がそろうって事ですね。

さてさて、またまた前置きが長くなりました。土星は衝の前と後で、見た目が変わるってご存知でした?そう、土星には輪があります。なので、輪に落ちる土星の影が衝の前と後では反対になります。この事を意識して、衝の前1ヶ月・衝・衝の1ヵ月後を観察してみましょう。そこには新たな感動が待っています。是非チャレンジしてみて下さい。

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今回の土星食、残念ながら学研都市天文台では、食にならず、月と土星の接近といったところでしょうか。北海道の一部の地域では、月の後ろに土星がかくれるようです。残念ですが、ニアミスを楽しみましょう。

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三大流星群のトップを飾るのが、「しぶんぎ座流星群」です。しぶんぎ座?そんな星座ってあったっけ?そう疑問に思ったあなたは、天文通です。現在の星座は88星座あって、1928年の国際天文学連合の総会で決まったとされています。その際、「壁面四分儀座」が廃止されましたが、流星群の放射点として「しぶんぎ」の名前だけが残りました。因みに、「しぶんぎ座」は現在「りゅう座」の一部になっています。

さて、前置きが長くなりましたが、今年の「しぶんぎ座流星群」は条件が悪いです。なぜって?満月過ぎのお月様が近くにあって空を照らしているからです。明るい流星は、少しくらい明るくても、月があっても大丈夫ですが、暗い流星は見えません。なので、今年の条件は最悪と言えそうです。