2001年 2月19日〜2000年 3月20日まで

日  付 タ イ ト ル
2001年 3月 5日 デジカメ月シリーズ17
2001年 3月 2日 デジカメ月シリーズ16
CCDでM64・M66銀河を撮影
2001年 2月27日 デジカメ月シリーズ15
2001年 2月22日 デジカメで金星・木星・土星を撮影
CCDでM78・M81を撮影
2001年 2月20日 デジカメで金星を撮影

2001年 3月 5日(月) 晴れ後ち曇り 透明度○ シーイング×××

天気は下り坂。オマケに月も出ている。そうだ、今日も月を撮ろう。しかし、なんとシーイングの悪い事。モニターを見ながら酔ってしまった…。フルディスクですらマトモな写真が殆ど無い。スポットに至っては…。しかし、何も無しでは寂しいので無理やり処理して無理やりアップ。皆さん,シーイングの悪い日は、酔い止めを飲んで撮影しましょう。2日のシーイングが懐かしい。また月面旅行をしたかったのに…。
ミードSP40mm
1/177秒 F4.0
短辺800ドットに縮小
コペルニクス
ナグラー 7mm
1/30秒 F4.0
2×2ビニング
望遠鏡 NGT−12
カメラ Nikon CoolPix990
露光 各画像下に記載
コメント こんな酷いシーイングは初めてだ。そこそこ透明度はあったのに…。

2001年 3月 2日(金) 晴れ 透明度△ シーイング○

今日は久しぶりにドームでの撮影です。手始めに月を撮影し、その後、春の銀河団に突入予定だ。しかし、ドームでの本格的な撮影。前回はいつだったのだろう?観測日記をさかのぼると、昨年の12月 1日だって。3ヶ月もドームで撮影していなかった!この3ヶ月間放置が後で悪夢を呼ぶ…

月面の撮影は、デジカメを使用。フルディスクをサポートする為にSP40mmを差込み撮影開始。前回の露光オーバーの失敗を繰り返さないように注意しながら撮影。その後、ナグラー7mmに交換して、スポット撮影開始。しかし、なんと気持が良いのだろう。30cmオーバーの口径での月面は、また一味違う。しばらくコントローラーで右に左に月面散歩する。デジカメのモニターが宇宙船の窓のようだ。きっと月旅行に行くとこんな光景を見ることが出きるのだろう。

月が西の山に傾き、しし座のM66を狙う。M65とセットで狙う事も考えたが、F4.5の明るい光学系では周辺の星像の保証が無いので止めた。しかし、天の川銀河からかけはなれたこのエリア。ガイド星が全くと言って良い程見つからない。辛うじて見つけた星でガイドするが、カラーフィルターを入れると、とてもじゃないがガイド出来ない。悪戦苦闘している間に突然薄雲が…。30分待機している間にM66が西に傾きかけたので、撮影中止。モノクロ作品で我慢しよう。次に丁度南中しているM64に向ける。こいつは、南中高度が高く、NGTが得意な銀河だ。9等代の手頃なガイド星もあり、楽勝!楽勝!とても明るい銀河なのでモノクロを4カット撮影した所で、カラーに突入。しかし、ここで異変が。赤道儀がスリップしだしてオートガイド出来ないのだ。1時間位格闘した末原因は不明。ただ数回に1回の割で成功するので、辛うじて各色2枚撮影出来た。これで我慢しるしか無い。結局、総露光50分の撮影に朝の4時30分まで計3時間費やした。とても疲れた。
ミードSP40mm
1/125秒 F4.0
コーカサス山脈
ナグラー 7mm
1/8秒 F4.0
テオフィルス付近
ナグラー 7mm
1/8秒 F4.0
ヘラクレス付近
ナグラー 7mm
1/8秒 F4.0
M66 1.4倍テレコン使用
L…300秒×6コマ 1800秒露光
M64 1.4倍テレコン使用
L…300秒×4コマ
RGB各300秒×2コマ 3000秒露光
望遠鏡 NGT−12
カメラ 月面は Nikon CoolPix990
銀河は ST−8E
露光 各画像下に記載
コメント 機材はマメに点検しましょう。暫く使わない時は念入りに…っていつも念入りに点検しているのに何で肝心な時に壊れるんだろう。今回は本当に参りました。

2001年 2月27日(火) 晴れ後ち曇り 透明度△ シーイング○

今日は天気予報は下り坂。夕方の月と金星を撮影してみよう。しかし、金星のピント出しに失敗。没と相成りました。月は今回真剣に撮影するのが15回目。ノウハウもあるし楽勝だ。拡大撮影時は、ナグラー7mmでデジカメの設定はマクロモード。流石に月が細いので高速シャッターは切れない。しかし、シーイングに助けられて良像ゲット。フルディスクは、ミードSP40mmで、デジカメは無限遠。楽勝楽勝。シーイングもそこそこ良いし、低空の写真としては一級品だ。最後に、オマケでランデブー写真なんかも撮っちゃったりして、余裕余裕。しかし、この真剣身に欠ける撮影スタイルが後でアダにあるとは…。実はフルディスク撮影時に、絞り優先モードではなく、マニュアルモードで自分で絞りとシャッター速度を決めて撮影していたのだが、実はここに落とし穴があり、出来た写真が見事に露光オーバーなのだ。絞り優先の場合、シャッター速度はカメラが決めてくれる。そして、そのシャッター速度を元に、マニュアルモードに変更して、シャッター速度を1メモリ高速にするのがデジカメ流撮影方法のミソだったのに、手順をすっ飛ばしたお蔭で良像がパーです。みなさん、手順は守りましょう。
レリューサで960mmに変更
ミードSP40mm
1/15秒 F3.7
危機の海
ナグラー 7mm
1/4秒 F4.0
ジャンサン付近
ナグラー 7mm
1/30秒 F4.0
月と金星のランデブー
4sec F2.5
望遠鏡 MT−200 1200mm
カメラ Nikon CoolPix990
露光 各画像下に記載
コメント スポット写真は上下左右バラバラです。済みません。危機の海の写真ですが、シャッター速度が1/4秒です。とても信じられません。この瞬間に想像もつかないようなシーイング状態だった事だけは確かです。

2001年 2月22日(木) 晴れ 透明度× シーイング△

待ちに待った夜間の晴れ間。今日も金星から撮影開始。2日で結構変化していますね。因みに今日が最高光度です。木星・土星はやはり口径の小ささとシーイングでデジカメでは無理でした。

その後、冷却CCDカメラに変更し、M78を撮影したが、撮影時期を逸していて南中時間が早く、高度が低かったので失敗でした。その後、M81に向けて露光を再開。透明度が悪く、納得した画像ではないが、とりあえず、ギャラリーに追加しておこう。
望遠鏡 MT−200 1200mm 
カメラ Nikon CoolPix990  SBIG ST−8E
露光 1/60秒 F4.0 L…300秒× 6 + 600秒
R…600秒× 3 2ビニング
G…600秒× 3 2ビニング
B…600秒× 3 2ビニング
コメント

2001年 2月20日(火) 快晴 透明度○ シーイング×

前から金星を撮影したかったが、なかなか夕方に帰宅出来なかったので撮影出来ませんでした。しかし、今日、早く帰れたのでベランダに直行です。透明度は抜群なのですが、とてもシーイングが悪く、冷却CCDカメラでの撮影も考えたのですが、高度が下がれば更に状況が悪くなるのでデジカメで強行です。
望遠鏡 MT−200 1200mm ナグラー7mmでコリメート撮影
カメラ Nikon CoolPix990
露光 1/60秒 F4.0
コメント 数カットしか撮影出来ませんでしたが、その中のワンカットにそこそこ使える画像がありました。過去に撮影した事がないので、良いのか悪いのか解らないが、とりあえず一枚ギャラリーの写真が増えそうだ。