2004年 1月20日〜2004年 2月18日まで

日  付 タ イ ト ル
2004年 2月16日
2004年 2月17日
NGC3718銀河を撮影
2004年 2月10日 木星の自転を撮影
2004年 1月31日 木星を撮影(忘れていた…)
2004年 1月31日 M51子持ち銀河を撮影
2004年 1月29日 木星を撮影
2004年 1月28日 HαM42とM81を撮影
2004年 1月24日 HαフィルターでM42中心部を撮影

2004年 2月16日(月) 晴れ後ち曇り 透明度○ シーイング△
2004年 2月17日(火) 雨後ち晴れ  透明度× シーイング△

今年の春の銀河月間の目標天体の内の一つ、NGC3718銀河を撮影しました。面白いバジルに2本の足を持った銀河です。でも流石にNGC天体。一筋縄ではいきません。明るく大きいNGC天体もある事はありますが、この銀河は本体は別として足が淡いです。光害地で撮影するとどうしても足がバックグランドに埋もれてしまいます。16日に撮影開始。でも十分に露光を得られないまま、雲の襲撃にあい終了。翌日は透明度は最悪でしたが、早く撮りたかったので強行。しかし、想像を絶する湿気が…。ニュートン反射の主鏡が曇るなんて…。前代未聞のチン現象にこれまた撃沈。モノクロは16日に撮ったものを使用し、カラーは駄目な画像も無理やり使って仕上げましたが、納得のゆく画像には仕上がりませんでした。残念。でも、春の銀河月間はまだまだ続きます。再度、M天体で修行し直しかな…。
望遠鏡 ディスカバリー317
装備 パラコア 1640mm
カメラ SBIG ST−8XE 8700秒
露光 L…10分×6 ビニング無し
RG…各5分×6 2ビニング
B…5分×8 2ビニング
コメント NGCカタログの天体は難しい。再度、M天体で修行します。何を撮ろうかな…。

2004年 2月10日(火) 晴れ後ち曇り 透明度○ シーイング○

木星は自転が速い事でも有名です。30分毎に撮影したら、どのように写るのだろうか?前々から、やってみたかったこのテーマ。初チャレンジです。2夜連続して観察すれば木星面の展開図も夢ではありません。いざ出陣。23時15分。撮影開始。シーイングは良い方だ。30分毎に撮影し、インターバルの間にデータをサーバーに転送し、また撮影。日付も変わり1時台になると大赤斑が出現。順調に回転中。3時台に異変が…。ここまで良かったシーイングが徐々に悪化。4時台では…。一応4時45分まで撮影しましたが、最後の画像は使えませんでした。11時15分から4時15分まで5時間分撮り貯めました。後は明日、続きを…。その後、暫く天候は回復しませんでした…。
望遠鏡 ディスカバリー317
装備 XP14mm拡大撮影法
カメラ ToUcamPRO
露光 1/33秒 1300フレーム合成
コメント 中途半端な木星自転図でした。次回にお楽しみに…。って、次回は無いと思う。とても辛かった…。もう勘弁して!って感じです。はぁ〜。

2004年 1月31日(土) 曇り後ち晴れ 透明度○ シーイング△

うす雲と月があったので、就寝前に水分を多めとりました。午前1時頃、予定通り?目が覚めて空を確認。雲が無くなり、月も西に傾いたので撮影開始。今まで綺麗に撮れずにいたM51子持ち銀河を撮影しました。モノクロは10分×7カットでそこそこS/Nを上げる事が出来ましたが、問題はカラーです。ワンカット10分にすると、時間的に沢山のコマ数を稼げないので、あえて1コマ5分にして撮影枚数を稼ぎました。各5カット撮れ、合成するとザラザラ感も無く良いカラー画像が得られました。モノクロと合わせてLRGB合成し、デジタル現像して仕上げました。私の下手くそ画像処理でも、ネタが良かったので、それなりに見栄えする?画像が出来上がりました。

追伸:M51一式の撮影後、木星を撮影していました。でもシーイングがイマイチだったので撮った事を忘れていました。後日思い出して処理したところ、結構良い絵だったので、調子こいて(図に乗って)過激に処理してみました。ちょっと(かなり)やり過ぎ?
望遠鏡 ディスカバリー317
装備 パラコア 1640mm XP14mm拡大撮影法
カメラ SBIG ST−8XE 8700秒 ToUcamPRO
露光 L…10分×7 ビニング無し
RGB…各5分×5 2ビニング
1/33秒 1300フレーム合成
コメント 衝突銀河で有名なM51子持ち銀河です。念願かなって撮れました。良かった良かった。しかし、銀河の画像処理をもっと向上させないと、この先春の銀河団を相手にやって行けるか心配…。

2004年 1月29日(木) 晴れ 透明度○ シーイング◎

2夜連続で晴れ。今日も撮影です。でも銀河は…。撮ったのですが、相変わらずの状態です。本当に難しいですね。失意の撤収といった感じで空を見上げると、木星が南中前でした。眼視で見ると、フニャフニャでしたが、何も残らないのもしゃくだったので、ノートパソコンの電源を入れて、Webカメラのセッティングを開始しました。その間に再度、望遠鏡を覗くと、なっ何と!信じられないシーイング。先程までは大赤斑すら分離出来ない程だったのに、突然ピタッと止まり、模様が良く見えています。慌ててピント確認しカメラをセットして撮影開始。パソコンのモニターには見た事も無いような素晴らしい木星画像が…。興奮のうちに無事に撮影は終わり、2夜連続の疲れも手伝い、土星の存在を忘れていた事に気付いたのは、翌日の昼でした。あの大気の状態ならエンケ見えたかも…。
望遠鏡 ディスカバリー317 + XP14mm 拡大撮影法 9676mm
カメラ ToUcamPRO + IRカット
露光 1/33秒 1300コマっスタック
コメント 冬場でこれ以上のシーイングは望めないかも…。ラッキーでした。

2004年 1月28日(水) 晴れ 透明度◎ シーイング△

先日4分で、M42が綺麗に撮れたので、今回もう少し撮影枚数を増やしてS/Nを上げました。綺麗?明るい星雲は短い露光で本当に綺麗に写りますね。ほんでもってお隣がM81です。大型の銀河(見た目上ですが)ですが、私の腕ではこれが限界です。
望遠鏡 ディスカバリー317 + パラコア 1640mm
カメラ SBIG ST−8XE 540秒 SBIG ST−8XE 8400秒
露光 Hα…1分×9枚 L…10分×7 ビニング無し
RG…各10分×2 2ビニング
B…10分×3 2ビニング
コメント M81は長辺800ドットに縮小しました。まだまだ未熟故に、露光はたっぷりかけましたが、下手ですみません。Hα単色は少し?自信有りですが…。

2004年 1月24日(土) 晴れ後ち曇り 透明度◎ シーイング△

長い間ディープスカイから遠ざかっていましたが、久しぶりに撮影です。今回からカメラが8E(ABG)から8XE(NABG)に変わりました。XMEチップ程量子効率が無いチップですが、それでもABGからNABGで約2倍弱の感度アップです。と、ここまでは良かったのですが、ここからが大変。ソフトがDOS版からWin版になっただけなのにオートガイドでミスの連発。ガイドチップも211から237に変わっているので、色々な複合条件でトラブっているようで(滝汗)…。仕方が無いので、原因を切り分けるために、極軸の調整からバランスの調整まで、色々やった結果、概ねエラーが減りました。原因がワカラナイのは気持ち悪いですが、エラーが出なけりゃ良いかって感じで、軽く考えてます。後々苦労しそう…。
望遠鏡 ディスカバリー317 + パラコア 1640mm
カメラ SBIG ST−8XE 240秒
露光 Hα…2分+1分×2枚
コメント 気合を入れて撮影と思っていましたが、家族が風邪をひいたので、撮影中止。でも処理してみたら、結構イケテいる?トラペジウムも分離出来たし合格としましょう。