2004年 7月23日〜2004年 8月22日まで

日  付 タ イ ト ル
2004年 8月20日 NGC891銀河 IC1795星雲 撮影
2004年 8月18日
2004年 8月15日
NGC891銀河 撮影
2004年 8月11日 NGC6820星雲撮影

2004年 8月20日(金) 天気…晴れ シーイング…○ 透明度…○

この夏、初め夏らしい天候になったのでは…。シーイング○、透明度○。◎で無いのが残念ですが、贅沢言っちゃ駄目ですね。まず、淡い星雲の高度が上がるまで銀河を撮影。そうそう、先日のNGC891ですがボツです。何と光軸がずれていました。通りで眠い訳だ…。気を取り直して一から撮影のやり直しです。その後、IC1795星雲が順調に高度を上げたので、此方も露光開始。最後の方に少し雲が出ましたが、概ね露光出来ました。しかし、光害地での淡い天体は後の処理が大変です。低S/N・周辺減光・カブリ…。途中でギブアップです。
長辺800ドットに縮小
望遠鏡 ディスカバリー317 ディスカバリー317
補正系 パラコア 1640mm パラコア 1640mm
カメラ ST−8XE ST−8XE
露光 L…5分×6
RGB…各3分×5
L…L5分×4+R5分×3+
  Hα5分×3
RGB…各5分×3
コメント NGC891ですが、同じシステムなのに大きいでしょ。今回は少しタップリ目に露光をかけて、S/Nを稼ぎ、その分で補間処理を使って2460mm換算に仕上げてみました。如何?IC1795はもう少し短焦点で撮りたい対象ですね。一部分しか撮れませんでした。

2004年 8月18日(水) 天気…曇り時々晴れ シーイング…× 透明度…○
2004年 8月15日(日) 天気…晴れ後ち曇り シーイング…○ 透明度…△

15日、透明度がイマイチなので、淡い星雲を避けて銀河を撮影。NGC891銀河の撮り直しに着手。透明度が悪いながらも順調に撮影。ところが、Bフィルターの撮影にかかろうと思った途端にガイドエラーが…。ベランダに出てみると雲が…。オリンピックを見ながら時間待ちをしたが駄目でした。
19日、台風が近く強風。でも時々スカッと晴れる。透明度は抜群だ。先ず、撮れなかったBフィルターの画像を撮り、空の状態を見て他のフィルターでの露光も考えようと思っていましたが、Bを3枚撮ったところで雲が…。またまたオリンピックを見ながら時間待ち。でも駄目でした。とりあえず、揃った画像を処理してみました。でも、何かイマイチ。
望遠鏡 ディスカバリー317
補正系 パラコア 1640mm
カメラ ST−8XE
露光 L…5分×5
RG…各3分×4
B…3分×3
コメント 露光不足とは言え、何か物足りない。ピントが甘い?眠い画像です。まさか…。

2004年 8月11日(水) 天気…晴れ シーイング…○ 透明度…△

今年の夏は晴天が続くが、夜の天気は意外と悪かったりする。また晴れても透明度の低い空が多く、なかなか撮影の機会に巡り合えない。仕方が無いので少々透明度が悪いが強行撮影。このNGC6820星雲は横にNGC6823散開星団があり、NABGカメラでは難しい対象だ。露光し過ぎると横の星団が目も当てられない状態になる。そんな対象の時に威力を発揮するのがLフィルタを使わない撮影方法だ。L信号をRGB合成後の画像をモノクロに変換して使用するのだ。ただ、カラー画像はビニングして撮影しているので解像度に欠ける。そこで、解像度を補う為とコントラストを出す為にHαフィルターで撮影した画像をミックスする。合成比率を間違えると不自然な画像になるので控えめがよいようだ。
長辺800ドットに縮小
望遠鏡 ディスカバリー317
補正系 パラコア 1640mm
カメラ ST−8XE
露光 L…Hα5分×6(内2枚はビニング)+
  RGB輝度信号
RGB…各5分×4
コメント 透明度が悪くHα5分では露光不足でした。仕方が無いのでS/Nを稼ぐ為に2ビニングした画像を2枚混ぜました。