2003年 2月19日〜2003年 3月20日まで

日  付 タ イ ト ル
2002年 3月13日 M3 球状星団を撮影
2002年 3月12日 M63 ひまわり銀河を撮影

2003年 3月13日(木) 晴れ 透明度× シーイング△

今日も晴天?って、月は更に大きくなったし、霞んでいるし…。でも、球状星団なら…。ってな訳で、M3球状星団を撮影してみました。基本的に星の集まりなので、銀河ほど気を使わなくて済みます。ただ、露光をオーバーさせると、望遠鏡のスパイダーが写りこむので要注意です。各露光を3分に収めました。
望遠鏡 MT200+レリューサ
カメラ SBIG ST−8E 1620秒
露光 RGB…各180秒×3 ビニング
コメント 星の色が消えるのがイヤだったので、RGB合成で処理しました。基本的に星なので、少ない露光でも全然問題ありませんね。M13とM3。どちらも素晴らしい球状星団です。

2003年 3月12日(水) 晴れ 透明度○ シーイング△

いや〜。長い間、夜の部をサボっていたものだ。今春、自宅ドーム内のシステムを入れ替えるにあたり、スカイセンサーなる天文用コンピュータを標準装備した赤道儀を使用するハメになってしまった。使い方がわからないと、困る!そこで、とりあえず、システム入れ替えに先立ち、赤道儀のテストをやってみた。筒は手元にあった20cm反射望遠鏡を使用しました。1週間程を費やして、極軸は合わせてある。電源を入れて、目標天体をコンピュータに指示してみる。ギュイ〜ン。ピピ。本当に導入出来たのだろうか?カメラを露光してみる。ど真ん中だ。こりゃ快適だ。色々、遊んでみる。ん〜!凄い!便利だ。こうなると、本格的に撮影したくなる。月が大きいし、90度以上の離角で探したが、無いので、少し近いがM63ひまわり銀河を狙う事にした。1000mmでは少々物足りないが…。後は、普段通り、キャリブレーション、撮影…。ん!参った!DECが暴れるぞ。実はM63はDEC泣かせの天体なのだ。ドイツ式赤道儀では、筒が右にも左にも行かない絶妙な方向を向くのだ。バックラッシュの大きい赤道儀の泣き所です。そこで登場。オートガイドのバックラッシュ補正パラメータ。数年冷却CCDカメラを使用していて初めて使うパラメータだ。この赤道儀のDECのバックラッシュは1.2秒。早速1.2と打ち込む。そして、撮影。す!凄い!ピタッと止まった。そうなると、今度はRAの誤差が気になる。この赤道儀。RAはかなり追い込んで設計されているようで、バックラッシュが殆ど無い。逆にいうと、遊びが無いハンドルの車がフラフラするのと同じ現象が発生する。そこで、またまた初物。アグレッシブパラメータ。初期値は10。これを5〜7辺りに設定してみる。ん〜。いいね〜。RAも落着いた。100点とはいかないが、合格点だ。明日も仕事。とりあえずこの辺で。
望遠鏡 MT200+レリューサ
カメラ SBIG ST−8E 5700秒
露光 L…300秒×10
RGB…各300秒×3 ビニング
コメント カラーが各3枚。少し物足りないし、ノイズを増やしている。今後の課題だ。