2003年 4月20日〜2003年 5月20日まで

日  付 タ イ ト ル
2003年 5月 9日 M8 干潟星雲撮影
2003年 5月 1日 NGC6888 超新星残骸?撮影

2003年 5月 9日(金) 晴れ シーイング× 透明度○

いて座にあるM20三裂星雲と並んで超人気天体M8干潟星雲です。何故干潟かって?野暮なこと聞かないで下さいね。さて、この天体。M8よりも更に低空にある天体です。かなり厳しい天体です。前回M20を撮影の際、赤道儀のRA側のエラーが大きく、正直南天低空は不可かと思っていました。よって、再度極軸を確認し、バランスを取り直し、そして使った事も無いPEC機能を使用してみました。ピリオディックモーション補正機能と言い、赤道儀のRAのギアのデコボコを学習させてキャンセルする機能なのです。実際機械のやる事だからと期待していませんでしたが、使ってビックリ。眼からウロコ状態でした。南天低空約1000mmでガイドエラーの平均が0.2ピクセル以下…。恐ろしいまでの精度です。5分間で1回だけ0.8ピクセル飛びましたが、満点のガイド精度です。これ以外は0.4ピクセルを超える事がありませんでした。ただこの機能の難点は、対象毎に学習し直しな事と、同じ天体でも2時間を越えるとエラーが目立ってくる事です。再度学習させれば問題ありませんが…。7分程かかるので面倒と言えば面倒ですが…。
望遠鏡 MT−200+レデューサ
カメラ SBIG ST−8E 5400秒
露光 L…300秒×9 LとHαフィルタ使用
RGB…各300秒×3 2×2ビニング
コメント 今回はモノクロ画像にL+Hαを使用しました。ブレンド比率は6:4です。R+Hαは邪道?ですが、今回は一応Lを使用しているのでご勘弁を…。

2003年 5月 1日(木) 晴れ シーイング○ 透明度△

ふたご座のクラゲ星雲と並んで有名な星雲?和名が三日月星雲?だったかな?不確かですが…。場所は白鳥座。詳細は不明ですが、兎に角、撮りたかったから撮りました。今回も960mmでの撮影です。先日1600mmでテスト撮影しましたが、テレコン(焦点距離を伸ばすレンズ)の性能がイマイチでコマ収差が増えたので、中止です。この時期としては白鳥座はやや?フライング気味かな…。2日早朝の撮影になりました。コントラストを上げる為にモノクロ画像にRフィルタとHαフィルターで撮影した画像を使用しました。反則技…!?

追伸:和名 弧状星雲でした。
望遠鏡 MT−200+レデューサ
カメラ SBIG ST−8E 6750秒
露光 L…450秒×9 RとHαフィルタ使用
GB…各450秒×3 2×2ビニング
コメント 時間をかけた割りに写らない?腕が無いだけか…。