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2007年10月アーカイブ

ホームズ彗星の大バーストですが、先日の観測の翌日は生憎の天気。一日空きましたが撮影出来ました。

「!?」
「何だ!この大きさは!」

この彗星、すごいスピードで拡散しているようで、たった中1日空いただけでこの成長ぶり…。徐々に拡散して薄くなるんでしょうけど、このまま広がればお月さん位大きくなるんじゃない?って噂もチラホラと…。

「ご冗談を!」

と笑い飛ばしたい気持ちでしたが、冗談じゃないかもしれませんね。

17P_20071029and31S.jpg

この写真、見てください。UFO発見か?

17P_20071028_S3S.jpg
2007.10.29 AM0:49JT

実は、これ彗星(ほうき星)なんです。今年の5月に太陽に接近し、徐々に遠ざかりつつあった周期彗星17PHolmes(ホームズ彗星)がバースト(突然明るくなる事)を起こした後の画像なんです。今月23日には17等星前後での観測報告がありましたが、その翌日には3等級、さらに日付が変わって25日には2等級台にまで増光したとの観測報告がありました。マスコミ各社でも、突如40万倍に明るくなった彗星というフレーズで報道されました。

この彗星、過去にもバーストを起こした記録が残っています。その時は一週間程でもとの明るさに戻ったそうです。今回もそうなのか?早く見たい。でも天候が悪い。突然の台風の襲来等で天候の回復が遅れて、やっと雲間に撮影出来たのが、29日未明。バーストの一報から4日以上たってましたが、見事でした。望遠鏡でもハッキリと姿がわかります。

でも、ほうき星らしくありませんよね。彗星の尾は、太陽の反対方向に出る習性があります。これは、彗星から発せられたチリ等が太陽風に流されて広がるためなんです。そして、問題なのが太陽と地球と彗星の位置関係なんです。ちょうど地球は彗星と太陽の間に入ってしまってます。なので尾は地球から見て反対方向に伸びています。そして更に悲しい事にどんどん地球から遠ざかっています。ちょうど新幹線を真後ろから見ているような状態ですね。新幹線の顔は見れても、尾にあたる車両は見えません。それが唯一残念と言うか何と言うか…。

この彗星、現在ペルセウス座の辺りにあり、ほぼ一晩中観察出来ます。肉眼では星に見えます。ですので、ペルセウス座の形が少し変わって見えます。双眼鏡ではボンヤリとした部分が見えます。望遠鏡では、写真のようにUFOみたいに見えます。後、何日この状態が続くかわかりませんが、機会があれば是非見て下さい。

ブログで指定時間投稿

学研都市天文台では、イベントを行う際に事前にメールマガジンで告知し、指定した時間にブログに申込み記事を投稿して受け付けている。使っているブログソフトはMovable Typeなのだが、指定時間を設定してもアップされないで困っていました。今回原因を調べたところ、サーバーで定期的に指定時間が来た投稿が無いかチェックするプログラムを動かさなければならないという事が判明。定期的に実行しなければならないプログラムは、インストールディレクトリの中のtoolsディレクトリの中のrun-periodic-tasksというコマンドです。さて、ここからが問題です。このプログラムをどうやって定期的に動作させれば良いのでしょうか?これまた色々と調べると、cronを使う事で可能との事でした。でも、cronは、レンタルサーバーでは使用禁止のところもあり、設定出来ません。早速、契約しているレンタルサーバーをチェック。ありました。契約しているサーバーのサーバーパネルにcronの文字が…。あまり頻繁に起動してサーバーに負荷をかけてもいけませんので、15分間隔で起動するように設定。そして、この記事を投稿。さて、上手く動作するでしょうか?無事動作すれば、設定を1時間に一度にします。

<補足>
やっと、自動投稿出来ました。契約しているサーバーが原因なのかは不明ですが、run-periodic-tasksを実行すると、モジュールが見つからない旨のメッセージが表示されます。どうやらPearのパスにMovable Typeのパスが追加されないようです。cron自体がコマンドを絶対パスで指定するので、run-periodic-tasksのコーディングのままではモジュールへのパスの追加のコーディングが不味いようで…。私はPearの専門家じゃないんで、エイヤッ!って感じでrun-periodic-tasksの中のパスの追加コマンドでMovable Typeのモジュールの絶対パスを書いてやると、おっ流れた!

兎に角、自動的に投稿出来る環境は出来ました。ただ、Pingが飛んでいない、アーカイブが更新されていない等、まだまだ問題はありますが、とりあえず便利。

学研都市天文台から、観望会(星を見る会)のお知らせです。今回は、「惑星ぜんぶ見ようよ」のキャンペーンの続編です。天王星と海王星にチャレンジです。その他の天体も観望予定です。平日ですが、都合のつく方は是非エントリーして下さい。

日時:2007年10月22日(月)
    午後7時00分~
場所:学研都市天文台(最寄駅 近鉄高の原駅 徒歩10分)

観望ご希望の方は、下記のエントリーフォームに必要事項を記載の上、送信ボタンを押して下さい。後日、ご案内のメールをお送り致します。場所もご案内メールでお知らせ致します。

エントリーはここ

久しぶりの新作です

学研都市天文台は街中にあります。お世辞にも空の状態は良くありません。なので大きく淡く広がった天体は街中では撮影する事が出来ません。

先日10月6日に京都の大江山で「大江山で星をみる会」が開催されました。春秋2回のイベントです。学研都市天文台は、イベント会場に望遠鏡を持参し、普段街中では、なかなか撮る事の出来ない大きく淡く広がった天体の撮影を行いました。流石に山の中は満点の星空で、天の川が綺麗に流れていました。

20071006_N7000S.jpg20071006_M45S.jpg

取り急ぎブログで先行発表です。現在、30タイトルご用意させて頂いているキーホルダーや天体写真に今後追加する予定ですのでお楽しみに。

8月に開催した、第1回 天体写真撮影会ですが、参加者の方から撮影した画像を頂きましたのでご紹介致します。当日、うす雲が通る生憎の天候でしたが、皆さん何度もトライして撮影していました。

P070825_3.jpg

P070825_4.jpg

惑星は流石に難物のようで皆さん苦労されてました。木星の筋2本が目標でしたが、生憎の天候に筋1本げ限界でした。

これからも、第2回、第3回と続けていきたいと考えてます。お楽しみに。