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2008年3月アーカイブ

昨夜、国際宇宙ステーションとスペースシャトルのランデブーを撮影しようとチャレンジしましたが、残念。直前に曇ってしまいました。もう撮影チャンスは無いのでしょうか...。

早速調べましょう。

場所:学研都市天文台(京都最南端) 

【シャトル】

Event Time Altitude Azimuth Distance (km)
Rises above horizon 19:42:05 -0° 239° (WSW) 2,116
Reaches 10° altitude 19:44:07 10° 246° (WSW) 1,284
Maximum altitude 19:46:53 43° 322° (NW ) 487
Enters shadow 19:47:20 39° 350° (N ) 527

【ステーション】

Event Time Altitude Azimuth Distance (km)
Rises above horizon 19:41:39 -0° 239° (WSW) 2,112
Reaches 10° altitude 19:43:41 10° 246° (WSW) 1,281
Maximum altitude 19:46:27 44° 321° (NW ) 482
Enters shadow 19:46:54 39° 351° (N ) 523

 

如何ですか?意外とまだ近くにいそうですね。

 

P20080326_1.jpg

 

離角は20度ちょっとでしょうか。これなら十分同一視野に写せますね。問題は天気なんです。今日の天気予報も悪そう。お願いだから晴れて!

 

以上、学研都市天文台。シミュレーション部からのお知らせでした。

 

先日、「国際宇宙ステーションとスペースシャトルを見よう!」と銘打って、情報発信致しましたが、どうやら、今夜、撮影のチャンスが訪れそうです。

JAXA発表の情報では、25日9:25(日本時間)にシャトルは国際宇宙ステーションから切り離されました。

あれぇ~。早いじゃないかぁ~。

今夜観察出来る時まで10時間。これじゃあ大きく離れていてランデブーの写真は無理か...。残念ながら、スペースシャトルの軌道要素は午後2時現在入手出来てません。シャトルの撮影は厳しいか...。

実際のところ10時間でどの程度、国際宇宙ステーションから離れているのか不明ですが、運がよければ、まだ周辺をウロウロしているかもしれません。淡い期待をもって撮影してみます。

問題は天気なんです。今日の天気予報は晴れ後ち雨。う~ん。ますます厳しい。

兎にも角にも、運を天に任せましょう。

 

以下、学研都市天文台を基準点に計算した情報です。

Event Time Altitude Azimuth Distance (km)
Rises above horizon 19:19:21      -0°      212° (SSW)      2,110
Reaches 10° altitude 19:21:23     10°     205° (SSW)     1,279
Maximum altitude 19:24:00     39°     139° (SE )        522
Enters shadow 19:24:00     39°     139° (SE )         522

 

 

追記:スペースシャトルの軌道を確認出来るサイトを発見。まだ、午後3時現在、まだ国際宇宙ステーションの近くをウロウロしている事も確認。晴れれば、ランデブー見られるかも...。

国際宇宙ステーションとシャトルの現在地情報

 

20080317_2324.jpg

23:24分頃 京都

 

プレアデス星団食の数は減りましたが、今回良く似た名前の星団、プレセペ星団の食が起こります。月の暗部の方から星団の星たちが一つ、また一つと消えていきます。

 

第11回観望会の報告です。今回は、突然スケジュールが開いたので、メールマガジンでの募集を致しませんでした。ごめんなさい。ご近所の方にお声をかけて参加頂きました。

さて、今回の観望会の目玉は何と言っても土星です。2月24日に衝を向かえ、現在観測に最も適しています。輪の傾きも少なくなり、来年は輪を真横から見る事になるので、今年は是非見ましょう。

土星の観望の後には、月の観察です。クレーターや月の山脈。そして月の海を観察しました。学研都市天文台が購入した月の土地は、まだ見えません。もう少し満月が近づくと見えます。

 最後にオリオン大星雲を観察しました。私は高倍率で見る方がコントラストが出て見やすいのですが、初心者の方は、なかなか覗き慣れていないので、低倍率の方が好評でした。しかし、黄砂と光害で厳しい観望対象でした。

P080315_1.jpg

追伸:望遠鏡の横に小さな望遠鏡がついているのですが、撮影に使った時に大きな望遠鏡のボディーで光が反射して邪魔だったので黒い布をビニールテープでペタリ。あれあれ、そのまま写っちゃいました。かっこ悪い...。

 

去る3月11日に、土井 隆雄(どい たかお)さんを乗せたスペースシャトル・エンデバーの打ち上げが成功した事は既にニュースでご存知の事だと思う。

さて、このスペースシャトルや国際宇宙ステーションですが、地上から見る事が出来るか否か。

「望遠鏡を使ったら見える!?」

「イヤイヤ、それでも無理だろう。何てったって90分で地球を一周するんだぞ。ビューンって飛んでっちゃうよ!」

とか、考え出すと話のネタは尽きない。

でも、このままでは話が進まない。結論を言おう。

見える」のだ。

それも、「肉眼で見える!」のだ。

望遠鏡で見るのは結構厳しい。ビューンって感じではないが、スーっと飛んでいく。高空の飛行機を少し遅くした位だろうか。これでも望遠鏡にとっては相当速い。赤道儀に人工衛星追尾機能が無いと厳しい。意外とドブソニアンタイプの望遠鏡の方が捕捉しやすいかもしれない。ただ高倍率で形まで見たいとなると、これまた厳しい。

 

【肉眼での見え方】

明るい星がスーっと移動するイメージ。飛行機のように点滅はしない。初めてみると少し不思議な感じがする。そこで人が働いていると考えると、これまた感慨深い。

 

【見える方向】

 問題は、どの時間にどの方向を見れば良いかだ。幸いにもJAXAは、便利なページを用意してくれている。下記のリンクがそうだ。

国際宇宙ステーション・スペースシャトルを見よう

上記のサイトでは、直近10日間の国際宇宙ステーションやスペースシャトルの位置情報が一目でわかるように工夫されている。自分の住んでいるところの近くに「◎」があればラッキーだ。是非、観察しよう。(結構、早朝の時間帯が多いようだ...。夕刻に観察出来れば良かったのだが...。)

 

【明るさ】

明るさは条件によって変わる。学研都市天文台を基準で見ると、22日にマイナス2.5等級で見えそうだ。

Date Mag Starts Max. altitude Ends
Time Alt. Az. Time Alt. Az. Time Alt. Az.
18 Mar 0.8 05:07:13 10 N 05:08:34 13 NNE 05:09:55 10 ENE
19 Mar -0.6 05:28:22 10 NNW 05:30:59 32 NE 05:33:35 10 ESE
20 Mar 0.9 04:16:35 10 N 04:17:47 12 NNE 04:18:59 10 NE
21 Mar -0.5 04:38:15 15 NNW 04:40:12 30 NE 04:42:40 10 ESE
22 Mar -2.5 05:00:08 17 NW 05:02:07 65 SW 05:04:56 10 SE
23 Mar 0.8 03:50:51 15 E 03:50:51 15 E 03:51:32 10 E
23 Mar -0.5 05:22:14 11 W 05:23:52 16 SW 05:25:42 10 S

 

 【写真に撮ろう】

写真に収める事事態はそんなに難しい事ではない。バルブ撮影で露光すれば良い。ただ、「ただの線」として写ってしまう。なので、写真のセンスが問われる。見える方向を把握してロケーションし、地上の景色と一緒に撮影すると記念の一枚になるのではないだろうか...。是非、撮影して、学研都市天文台に連絡して欲しい。

 

【究極の一枚】

このネタをあかしちゃうと旨みも何もあったもんじゃない!ってクレームが出るかもしれないが、今回のミッションで「究極の一枚」が撮れるかもしれない。そう、国際宇宙ステーションとエンデバーのランデブーを撮影する事です。チャンスは2回。ドッキング前と切り離し後。ドッキング前は密かに狙ってましたが、情報不足と悪天候で断念。なので、2回目のチャンス、切り離し後を皆さんと狙ってみたいと思い投稿した訳です。予定通りミッションが進めばミッション15日目に切り離しとなります。切り離し後、運良く日本上空を飛んでくれたら、2本の線が写るはずです。こればかりは、神様とNASAが決める事。切り離し後に自分たちの頭の上を飛んでくれるか否か、一緒に祈りましょう。

では、皆さんの健闘を祈ります。

 

20080312_2000.jpg

20:00頃 京都

 

去年、一昨年までは頻繁にプレアデス星団食が発生していましたが、いよいよこの現象も終わりが近づいてきたようです。去年は3回、一昨年は6回ありましたが、今年は秋に1回です。今回はニアミスです。過去の記事はこちら...。

 

私設天文台の学研都市天文台の1階。ここは天文私設ではありません。実は、プリザーブドフラワーでアレンジやリース、ブーケ等を手がけている、花織(はなおり)さんのアトリエになっている。逆の言い方をすれば、花織(はなおり)さんの上を天文台が使わせてもらっていると言う表現の方が正しいかもしれない...。

その花織(はなおり)さん。現在、3月6日にプリザーブドフラワーのインターネットのお店、「プリザーブドフラワーのお店 花織(はなおり)」を開店する為の準備中。プリザーブドフラワーは、花に特殊な加工を施すことで、お手入れ無しで2~3年から数年、美しさを保つ花で、自宅装飾用はもとより、ギフト用として、重宝するらしい。日ごろの感謝の印、微力ながら天文台長も早速お手伝い。花織(はなおり)さんの商品の撮影は、何を隠そう全て私の撮影した写真だ。エッヘン!商品が入るサイズの大きなライトボックスを自作してカメラでパシャパシャ撮影する。綺麗に撮れると、嬉しいものだ。今年の冬は悪天候続きで天体写真が全然撮れなかった。でも、花織(はなおり)さんの商品撮影のお陰で、手持ち無沙汰も無く悪天候を乗り越えられたようだ。でも、そろそろお星様の写真も撮りたい。晴れて欲しい...。

20080303_0545.jpg

午前5時45分頃 京都

 

今回の水星は条件が悪いです。日の出30分前で地平高度が8度程しかありません。幸い金星が近くにいるので、それを頼りに探してみましょう。西方最大離角の詳細は過去の記事をご参考に...。